はじめに
私は2023年12月から基本情報技術者試験の勉強を開始。2024年5月に試験を受験しなんとか合格しました。
基本情報技術者試験を受験しようと思ったきっかけは以下の記事に記載しているように「エンジニアとしてこのままで大丈夫なのか?」という漠然とした不安があったためです。
この記事では自分が実際に勉強してみて良かったこと、失敗したなと思ったこと、無駄だったことなどこれから受験される方の勉強のなにかしらのヒントとなるような内容をなればうれしいです。
私のレベル
私は30代後半です。2年前にテックキャンプの短期プログラミングコースを修了し、IT企業に就職するために150社以上に応募しました。半年後に内定をもらい、3ヶ月の研修(Java)を受けましたが、配属先では主にエクセル作業が中心で、開発経験はほとんどありません。プログラミング経験者のように見えますが、実際には初心者同然で、独学で開発の勉強もしていません。
以前ITパスポートを受験しようと試みましたが、あまりの難しさに挫折した経験があります。
合格までのスケジュール
最初に記載した通り2023年12月ごろから勉強を開始。2024年5月中頃に受験しました。勉強期間は約半年です。
勉強開始から合格まで
科目A
12月〜2月末まで参考書を中心に勉強(一日30分程度)。基礎理論は後回しにし、約3ヶ月で参考書を1周。
3月より過去問道場を中心に勉強。一日の目標問題数30問+復習(一日3時間程度)。以下3月は772問の解きました。
4月、5月も過去問道場で勉強。過去10回分に絞り一日の目標問題数60問~80問+復習(一日5時間程度)。以下4月は2163問の解きました。といっても同じ問題を繰り返し解いているので実際の数はまだ少ないです。
科目B
3月末にサンプル問題に取り組み4月中頃にサンプル問題を1周程度。対策方法がわからなかったため公開されているサンプル問題のみ取り組みました。
使用した教材と参考書
科目A
とりあえず上の参考書を2周しました(あまり頭に入っていませんでしたが)。科目Bのサンプル問題もいくつか収録されているので良かったです。
動画
基礎理論が苦手だったので以下の動画を2周しました。基礎理論や計算問題が苦手な人はこの動画を見れば十分合格できるレベルになると思います。
TCP/IPについて全く覚えることができなかったので以下の動画を何度も見直しました。
科目B
科目Bの参考書は購入していません。一度受験したあと必要であれば購入しようと考えていました。
動画
以下の2つの動画をやれば問題ないと思います。ただ、「【科目B】アルゴリズム問題をたった1動画で対策_基本情報技術者試験説明」の動画では私自身の能力不足により理解できない説明が多々ありました(問題の雰囲気だけでも掴めればいいと思います)。
無駄だったこと
・参考書を中心とした勉強・・・最初はとにかく参考書だけを熟読していました。過去問を解いてわかったのですが、参考書を元に覚える知識と過去問を解く知識はまったくの別物だということです。以下のような順番で勉強していればもう少し勉強量を減らすことができたのかなと思います。
過去問を解く → 解説でわからない部分を参考書で確認 → 復習
・古すぎる過去問を解いていたこと・・・過去問は最新10回分を繰り返すだけで十分です。古すぎる過去問は、最近の出題傾向とずれているため、無駄に覚える量が増えてしまいます。時間に余裕があれば、最新10回分の後に腕試しとして古い過去問に取り組むのは良いと思います。
おわりに
ITエンジニアになって先輩から「資格は不要だ」という話を聞いて以来、資格を取ることに疑心暗鬼になっていました。しかし、いざ基本情報技術者試験の勉強してみると2年間働いていた時に現場で耳にした単語が多々ありかなり驚きました。
「ちゃんと勉強していれば前の現場でも、もう少しスキルが身についていたのかなと・・・」
と後悔しています。
あなたがエンジニアでスキルに自信がないと思っているなら基本情報技術者試験を受験してみてはどうでしょうか。
これから受験しようとしている方に私の失敗談や成功体験が少しでも参考になれば嬉しいです。試験勉強は大変ですが、継続的な努力と適切な方法で確実に成果が出るはずです。
最後に、エンジニアとしての知識を深めることは、自分のキャリアだけでなく、将来的な成長にも大きく寄与すると信じています。これからも勉強して早く一人前のエンジニアになりたいものです。